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なぜKARAOKE Xは、「スナック」を名乗るのか

池袋西口、信和ビルの3階。KARAOKE X(カラオケクロス)の看板には「NEOスナック」という言葉が添えられています。カラオケボックスでもなく、カラオケバーでもなく、なぜ今「スナック」なのか。その理由は、2階のX STANDと分けた日に遡ります。

もともと、2階と3階はひとつの店だった

X STANDとKARAOKE Xは、かつてワンフロアのように運営されるひとつの業態でした。運営を続けるうちに、あることに気づきました。お客様の楽しみ方は、実は2種類に分かれている、ということです。

知らない人と出会って盛り上がりたい夜と、気心の知れた仲間だけで騒ぎたい夜。同じ空間で両方を叶えようとすると、どちらも中途半端になります。それなら、フロアごとに役割をはっきり分けたほうが、池袋のナイトライフはもっと面白くなる。そう考えて、2階と3階を別のブランドにしました。

2階のX STANDは、見知らぬお客様同士が出会う交流の場です。クラブとスポーツバーの中間に立ち位置を置き、基本はスタンディングバー。席に縛られないから人が動き、時間無制限・出入り自由で、人が交差する「交差点」の役割を担います。

3階のKARAOKE Xは、その逆です。全席がゆったりとしたソファー席で、仲間同士が腰を落ち着けて思いきり騒げるように、設備と音響を整えました。ダーツもカラオケもあり、周りを気にせず盛り上がれる空間です。立って交わる2階と、座って深める3階。2階と3階は行き来できるので、出会った人と3階へ上がる、仲間と2階へ降りて新しい人と話す、という使い方もできます。

KARAOKE X 池袋西口店のソファー席とマイク

カウンター席を増やした理由

3階を作り直すとき、いちばんこだわったのはカウンター席を増やすことでした。

団体で盛り上がる店は、ひとりでは入りにくい。それでは、本当に居場所を求めている人が入れません。仕事帰りにふらっと寄って、カウンターに座って、スタッフに「ただいま」と言える。そういう場所を作りたかったのです。

カウンターの椅子は、居心地にこだわってアンティークのハイチェアを選びました。高さにも意味があります。カウンター越しに、スタッフと目線が合う高さ。見上げるでも見下ろすでもなく、同じ高さで話せると、会話は自然に弾みます。「ただいま」と言える店は、椅子の高さから作られています。

KARAOKE X 池袋西口店のカウンター

第二の故郷、実家、たまり場。言い方はいろいろありますが、要するに「帰ってこられる場所」です。昔の街には、それがスナックとして自然にありました。ママがいて、常連がいて、初めての客もいつの間にか輪に入っている。あの機能を、いまの若い世代が入りやすい形で作り直す。それがNEOスナックという言葉に込めた意味です。

歌って、ダーツを投げて、スタッフと話して、日々のストレスを発散する。帰るころには、明日への活力がチャージされている。KARAOKE Xが提供したいのは、カラオケという設備ではなく、この状態です。

誕生日は、全力で祝う

お客様の誕生日は、全力でお祝いします。これは店の方針というより、たまり場としての当然の振る舞いだと考えています。実家に帰れば、誕生日は祝われるものですから。

スタッフのバースデーイベントも開催します。季節ごとのイベントも同じで、10月はハロウィン、12月はクリスマス、年末年始と、盛り上がる口実を途切れさせないように用意しています。理由は単純で、「今週も行く理由」があるほうが、帰ってきやすいからです。

スタッフの夢を、お客様と一緒に応援する店

KARAOKE Xのスタッフは、個性の強い人ばかりです。歌のうまい「歌うま」、アイドルの卵、エンターテインメントの世界を目指している人。カラオケの店で働きたい理由が、それぞれにあります。

私たちは、彼らのステージのひとつになりたいと思っています。常連のお客様が、あるスタッフのメジャーデビューを一緒に応援する。そんな店になれば、スタッフにとってもお客様にとっても、ここが「自分の場所」になります。

これは、ALFが掲げる「日本の飲食業を、世界が憧れる職業へ」という理念と地続きです。接客を作業にせず、その人の個性ごと商品にする。KARAOKE Xは、その考え方をいちばん分かりやすく体現している店かもしれません。

言葉を超えて、歌でつながる

いま、毎月のように海外からのお客様がKARAOKE Xでパーティーを開いてくれています。カラオケは日本発の文化ですが、海外の方も大好きです。言葉が通じなくても、誰かがマイクを握れば、店全体がひとつになります。

スナックという、いかにも日本的な業態に、海外のお客様が集まっている。この光景を見ると、NEOスナックという方向は間違っていなかったと感じます。

おわりに

KARAOKE Xは、カラオケができる店ではなく、帰ってこられる店です。ひとりでも、仲間とでも、初めてでも。池袋西口で「ただいま」と言える場所を探している方は、3階まで上がってきてください。

KARAOKE X(カラオケクロス)池袋西口店
東京都豊島区西池袋1-22-4 信和ビル3F
公式サイト:https://www.karaokecross.com

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